mitsukoの日記

ばあちゃんに会いたい

アラブの春に続け。

曇り

 

 

 

 

 

昨日はたまたま

Kindle見てたら

シリア拘束 安田純平の40カ月

 

という本が読み放題になっていたのでとりあえず本棚に入れといた

 

昨日、さよなら未来を読み終えるはずだったけど、

 

もしくは、これからの男の子たちへを読み終えるはずだったんだけど、

 

 

片手で読めるしページをめくる必要もないし

紙を押さえておく必要もない

Kindleで空いた時間に読んでいたのだが(安田さんの本)

 

読み始めると先が気になって

1日で読んでしまった

 

 

それからまた、Kindle

いまだ人間を幸福にしない日本というシステム

という本も本棚にしまっていたので

それを読み始めたら

2年前くらいの本なのにあぁ、面白い。(そいういう意味のおもしろいとかじゃない)

自分の感覚と合っている面白さというのだろうか、

そうだよな、という共感と、なるほど、ということ。

 

 

読めば変わると思う。

 

 

 

それで、安田さんの本に関して言えば、

衝撃な言葉は

実は同じく収録されていた

在日シリア人ジャーナリストのナジーブさんの言葉で、

 

「大事なことは、どの国もシリアの民主化運動を支援していないし、民主化も望んでいないといことです。」

 

 

いわゆるざっと言えば、傍観者だよね、ということです。

これには、自分の感覚と差があることに驚いた、というんでしょうか。

私はどこか、日本も、自分も、そういう方向に願っているとは思っていたのでしょう。

でも、ちょっと日本のシリアへの眼差しを見てみると

距離をとって、どうぞ勝手にやってください、関係ないので

という感じ。本の中にもあるように。

 

そういう日本の立ち位置を、実際に「知る」ことはとても重要なことと思った。

 

自分がいくら感覚として、頭では、

平和や民主化を望んでいると思っていてその気になっているとしても

現実がそうではないことを

知らなかったならば。

傍観者ということになるでしょう。

 

この傍観者という言葉は、日本全体に、どんな問題に対しても蔓延る、日本人としての態度になっていると感じます。

 

 

うん、そう、日本人としての、ね。

 

どんなに日本ナンバーワンだぜ!

 

日本の技術すげーだろ、

 

世界一位だし、

 

みたいな日本ブチアゲの世論だったとしても、

 

もう私は興醒めです・・・

 

困っている人がいるのに

そんな風潮が浮き立つと

全然見向きもしないんですよ。

 

傍観者ってやつです。

 

 

そんなに競争したいんか

 

 

 

だから、傍観者の反対側に立つのは、

積極的に知る人、自分ならどうするのか、考えられる人なんじゃないかと思います。

 

 

自分ならどうするか、

 

 

これって

事実を知ったら問われていることなんだと

 

安田さんの本から

見えてくるのはシリアの人たちが

どんな状況にあるのかっていうのが

立体的に見えてくることです

 

もちろん拘束されていた視点からの言葉で想像するかぎりですが

同じ人間がやっていることであるという

立体が感じられる

 

だから現地にいくこと

そこからみる日本が大事なんだなと

 

そういう意味でもシリアというのが

人々の状況が、どんなものだか知れたのは大きいなという感覚です

 

 

 

パズルのピースに例えるのはどうなんだろうと思いますが

 

一個ないと揃わないように

一個ないと完成しないように

シリアのこと知らないと

日本も見えないし、世界も見えない

だから対岸の火事を見ているだけでは

火事が収まるどころか

勢いは増すばかりですね

 

割と切実に自分ごととして迫ってくる

 

 

シリアの内戦というのが

どれほどのことなのか、

 

そんな日本からの眼差しについてどうすることがいいのか

ジーブさんはこうも言っています

 

 

「日本はシリアで人権侵害が行われていないかどうか、口を出す余地がある」

 

「日本は、復興支援の資金を出しながら、デモ参加者たちを逮捕して拷問するなどの人権侵害をアサド政権が行わないよう、監視していくことが大事」

 

え、めちゃでっかいこと言われてないか

と思うかも知れませんが

SNSで発信されている情報に注目したり

アムネスティでの署名運動だったり、支えることが、民間人にはできるかなと思います。

 

本の中で紹介されていたのは、Local  Coordination  Committees Syria という団体で

アラブの春の中でシリアの民主化運動を牽引してきた市民や野党の活動家によるネットワーク

だそうです。

 

Facebookもあるそう

 

探したけどこれだ、というのが見つからなかった。

 

略名だと、LCCとか、LCCsとか、LCCSyriaとか。

 

あとは、難民の支援している団体を応援することもできるなぁ、と。

 

 

そんなことで、ちょっとした研究ができました。

 

アムネスティの署名活動は実際に

拘束されている人を解放される動きにも繋がっているので

見えることとしての実感があると思う

 

ちょっと長くなったけど

読んでよかったと思う。

 

 

おわり