mitsukoの日記

ばあちゃんに会いたい

お世話様

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晴れ

 

 

 

祖母の介護で岩手から福島に戻った。

 

ばあちゃんを車椅子からスリーモーターのベッドへ移乗させ、おむつを替えて、私は横のソファベッドに座っている。

天井に下がっている照明をじっと見ている。いや、照明を見ているのかは分からないが、何か考え事をしているのか、ボーッとしているのか、どちらかのように感じる。かつて脳梗塞で左手に麻痺が残り、リハビリした手は今、ツボを刺激するボツボツした木製の小さめの器具を握り、肘を曲げて、拳が天井を向いている。

明日はデイサービスだ。

 

 

ばあちゃんのお世話を始めて、1ヶ月と少し経つ。要介護5になると同時に、一緒に住み始めた。ばあちゃんと2人で暮らしている。昼間は父がこの家に来て仕事をしている。私はもっぱら、ばあちゃんのお世話をしている。昼間だけでなく、朝から晩まで、たまに夜中ゴロゴロとばあちゃんを横にさせたり、おむつを替えたり、日常を共にしている。家族であれば、ふつうに生活している、言葉にするまでもなく。

 

そういえば、昨日、ベッドに横になって、目を開けているばあちゃんのところで、顔のそばで、ワーワーと騒いでいたら、「うるさい」とはっきり言われた。認知症と言われてから、何年か経つが、私の名前を呼ばなくなっても、嫌だと思ったことを、口にできた。うるさいと言われて私はシュンとしたが、前よりも顔色も目も、言葉も出て、良くなっている。眠りにつく時間を妨げて、ごめんなさい。

 

 

写真はばあちゃんの部屋の壁の一部。もともと洋服を仕舞うタンスなどが置かれていた部屋を綺麗にして、壁を塗って、父が以前作って余っていたフレームを飾り、碁石海岸の大浜で拾った流木を使ったツリーを飾り、ダイソーの星を飾った。